やっぱり・・・
昔、建てた家の近くを通りかかったので、少し廻り道をしてみました。
植栽がされ、カーポートが建てられ大事にされている感じがして、感慨深いものがありました。
更地の状態から一件の家を建てるのに工期は4~5ヵ月ぐらいだったと思います。色々ありますが、引き渡しの際には、「大切にしてもらいなよ」と言う感じで引き渡していました。これは娘をお嫁に出す父親の気持ちと言うものなのでしょうか。また手入れされていますと、家族の一員としてかわいがられているのかと思い、やはりうれしいものがあります。
しかし、一つ悲しい事がありました。それは隣地境界として作った土留め擁壁が傾いていたことです。土留め擁壁と言っても擁壁の高さは30cmですが。
工事期間中に擁壁の話が出てきました。擁壁ですから、お隣同志折半と言う話があると思います。施主様とお隣さんと3人での話あいで、仕様と値段がまとまりました。しかし後日、半額で作る業者が現れ、白紙になりました。こちらとしたらどんな方法で半額になるのか分からず、相当悩んだ記憶があります。後日、擁壁の施工現場を見に行くと、擁壁の立上りの部分しか施工していません。いくら小さいとはいえ、普通は逆「T型」か「L型」なのに「I型(立ち上がり・実際に見える部分のみ)」の施工でした。
半額の理由に納得すると同時に、その大胆さにびっくりし、施主様には「いくら半額とはいえ、あの施工は将来、擁壁が倒れる危険性がありますよ。」言った事が現実のものになっていました。
この世の中、暴利的な見積もりもありますが、極端に安い見積もりもあります。特に建築の見積もりは中身がよく理解できない部分が多いから、表紙の金額しか見ない気持ちもわかります。一つ依頼するのに金額が、金額です。中身をじっくり見るようにしたほうがいいです。
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